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東海愛知新聞

「いのちと平和」テーマ

岡崎で「わらべ展」
   元気いっぱい大きな文字

全紙に書いた元気いっぱいの大きな文字で知られる草筆教室の「わらべ展」が10日、岡崎市美術館で始まった。今年は愛・地球博にも参加するため、会場には出展作品も並び、“万博ムード”が高まっている。13日まで。
 草筆教室は同市竜泉寺町在住の書家・丹羽勁子さんが主宰する書道教室で、展示会は今年で23回目。
 今回は、万博の地球市民村に出展する「おかざき匠の会」のテーマ「いのちと平和」を題材にした作品づくりをした。
 会場には小学生を中心に、園児から80歳代のお年寄りまで120人が約800点を展示。
 テーマに沿って色紙に自分の思いを書き、その中の文字を全紙に書いた。この中で矢作東小学校1年生の大竹立真君は色紙に「『へいわ』ってなんだろう。せんせいは『さくらがきれい』。おとうさんは『えがお』だって。じゃあぼくは『かぞくでごはんをたべる』かな」と書き、全紙からはみ出るほどの勢いで「ごはん」と書いた。
 このほか竹ざるを柿しぶで染め、一文字ずつ書いた「一閑張いっかんぱり」の作品も並ぶ。
 井田町から訪れた女性二人連れは「知人の子どもたちの作品を見にきました。大きな文字で、それぞれ個性があった楽しいですね」と話し、熱心に鑑賞していた。
 草筆教室は、3月26日に「おかざき匠の会」出展する長久手会場で実演を披露。7月26日から31日までは万博の瀬戸会場で展示会を開き、会期中の7月27、28、30、31日も実演を行うことになっている。

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