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東海愛知新聞

卒業制作を一般公開

ポスター・服飾・建築模型
愛産大デザイン科が校内で

岡崎市岡町、愛知産業大学で造形学部デザイン学科の卒業展が開かれている。ポスター、服飾、コンピューターグラフィック、建築模型など、学生が1年間かけて制作した力作が並んでいます。  卒業制作は4年生になって構想を練る。実際に制作に取りかかる期間はまちまちだが、ゼミ担当の教授らによると、「途中で構想を変更する学生もいるが、制作に取りかかってからの学生のエネルギーはすごい」という。  卒業制作を一堂に展示して作品集を作るための審査を行っており、せっかくの機会に一般の人にも見てもらおうと公開。今年も約100の卒業生の作品が、2号館の各階を使ってジャンル別に展示されている。  幅80cmの巻紙に延長40mにわたって自分の主張を描いたもの。サイコロを振って出た目の数が付いた布を当てる幼児向けの遊具。パソコンを使って動く「デジタル漫画」などが並ぶ。  また古い町並みの残る高山市を対象に、新しい展示資料館を模型で提案したり、Tシャツから包装紙までを一貫してデザインした学生もいる。  デザイン学科長の佐藤延男教授は「学生だからこそできる斬新な作品が並んでいます。ぜひ一般の人にも見てほしい」と話している。  同展は六日まで。

   アート&デザインのシンポジウム
きょう愛産大で

愛知産業大学はデザイン学科卒業展の一環として5日午後2時から、同大学コミュニティホールでシンポジウム「アート&デザインの創造する『モノ』『コト』」を開く。  県立西尾東高校教諭・酒井中児さん、県立岡崎商業高校教諭・加藤千景さん、名古屋芸術大学教授・神戸峰男さん、同・鈴木喜家さんの5人が意見発表をしたあと、「理解―アートとデザインへの理解」などをテーマにディスカッションする。 入場は無料。

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