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東海愛知新聞

蜂須賀さん2年連続最優秀賞

第2回ふるさと岡崎メディアコンクール入賞者決まる

岡崎市が募集していた「第2回ふるさと岡崎メディアコンクール」の入賞・入選者が決まりました。  このコンクールは、地域に密着した題材を取り上げた視聴覚教材の収集を目的に、岡崎市視聴覚ライブラリーが中心になって市民からビデオなどの作品を募集したもので、昨年から始まった。生涯学習部門では初回の昨年に続いて蜂須賀正夫さんが2年連続で最優秀賞を獲得した。  募集は3部門に分かれ、生涯学習部門に17点、学校教育教材部門に 52点、児童生徒作品部門に33点の合わせて102点の応募があった。なお、表彰式は5日午前10時から、ライブラリー設立50周年記念式典のなかで行われる。  また、入賞以上の作品(動画)は同日の午前10時から午後4時まで、明大寺本町一の教育文化館で繰り返し上映される。  入賞・入選したのは次のみなさん。  【生涯学習部門】最優秀賞=「産業遺産ガラ紡」蜂須賀正夫(康生通南)▽優秀賞=矢野正義(瀬戸市八幡台)森竜師(岡崎市北中)▽優良賞=鈴木功(宇頭町)杉本敏男(井内町)▽入選=鈴木功、中川りえ子(岡崎市六ツ美中)峰沢幸広(小丸町)神尾有香(岡崎市竜海中)  【学校教育部門】最優秀賞=「『いろはがるた』を作ろう」名倉由香里(葵中)▽優秀賞=竹内昭博(藤川小)今井丈晴(城北中)▽優良賞=兼松ゆかり(北野小)八田麻衣(矢作南小)▽入選=伊藤研治(葵中)岡内益文(美川中)星野雄太(六ツ美中部小)西片茂雄(奥殿小)河合泰宏(羽根小)  【児童生徒作品部門】最優秀賞=「六ツ美学区で見られる植物」六ツ美中パソコン部▽優秀賞=東海中報道部・生徒会▽優良賞=奥西扶実・杉浦葵(六ツ美北部小)▽入選=安田陽香・福尾好恵(六ツ美北部小)原田権也(竜海中)竜海中パソコン部、小豆坂小6年2組


  パソコンで作品作り
「来年も出品します」蜂須賀さん満面の笑み

 2年連続最優秀賞に輝いた蜂須賀正夫さんは、大正13(1924)年生まれの80歳。  昭和30(1955)年ころから8mm映画を撮り始め、当時市内にあった愛好家のグループ「岡崎小型映画協会」のメンバーになった。  「映像の力に魅せられたのは、昭和18年、明治神宮外苑で行われた学徒出陣式のフィルムを見たときです。当時、大学生だった私はあの出陣式を見る側だったのです。戦後何かのおりにあのシーンを見て、映像の力はすごい。自分も8mm映画で何かを記録しようと思いました」と、映像の世界に入るきっかけを話す蜂須賀さん。  以来今日まで、8mmがビデオに変わったものの映像を撮り続けてきた。  昨年の最優秀賞作品は、市内各所の紅葉を記録した「もみじ探訪」。  「昨年思いがけない最高賞をいただいたとき、来年も応募しなければと思いました。テーマは地場産業のガラ紡と決めていました。あれほど隆盛だったガラ紡工場も、今は市内でたった1軒操業しているだけ。これを記録しておかないと忘れられてしまうという使命感で取り組みました。それが最優秀賞に入ったので、言葉に表せないほどの喜びです」と満面の笑みだった。  2年前から、デジタルのビデオカメラで撮影。パソコンで編集、音入れなどを行う。作品をまとめるのがおもしろくて時間を忘れてパソコンを操作しているという。  「今のところ来年のテーマまで考えていないが、ビデオ撮りは続けていきたいと思います」と若々しい表情で話していた。

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