「福は内」願いながら
岡崎市成田山貞寿寺で豆まき
「能見の不動さん」として親しまれている岡崎市能見町の成田山貞寿寺(高木照京住職)で1日、節分会豆まきがあり、訪れた参拝者らが「福は内」と、今年1年の「無病息災」や「商売繁盛」などを祈願した。
この豆まきは毎年1日に行い、約2,000人が参加するという。今年も大豆約360キロ、升(ます)約150個を用意。本堂に集まった参拝者らは、名前を呼ばれた順に升を受け取り、「福は内」と一斉に声を上げながら、東西南北の方角にそれぞれ2回ずつ豆をまいた。
豊田の幼稚園でも
豊田市宮口幼稚園でも1日、豆まきが行われ、園児たちが元気よく豆をまいて鬼を追い出した。 遊戯室に集まった園児たちに、市川照代園長が「病気や事故を運んでくる悪い鬼がいます。みなさんの中にも、いじわる虫や泣き虫などの鬼がいます。きょうはみんなで鬼をやっつけましょう」と話しかけた。
すると突然、太鼓の音がして保育師がふんした赤鬼、青鬼が登場。園児たちに「おこりんぼうはおらんか。泣き虫はおらんか」と大きな声でさけんだ。園児たちは事前に自分たちが克服したいことを書いた色紙を鬼に手渡し、一斉に「鬼は外、鬼は外」と豆をまいた。
鬼が退散すると再び市川園長が登場して、鬼の嫌いなとげのあるヒイラギの枝とイワシを部屋に飾った。
最後に園児たちは年齢の数だけ豆を食べた。
永田武大君(6)は「鬼に豆をぶつけたら、逃げていった。ぼくの心の中の『すぐに怒ってしまう心』も追い出せたと思う」と話していた。