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東海愛知新聞

西暦3000年への思い 絵に託し万博会場に展示

額田中2年生

「西暦3000年」への思いを絵画に託して、愛・地球博のフレンドシップ国、マダガスカル共和国の子どもたちの作品と一緒に万博会場に飾ろうと、額田町額田中学校2年生の生徒たちが制作を進めている。
 昨年9月、名古屋で開かれた愛・地球博のアフリカ共同会議の席上、マダガスカル共和国から提案があった。「Vision of Future、3rd Millennium(未来への思い 西暦3000年)」をテーマに、両国の15歳から16歳の子どもたちの絵を展示しようという試み。
 額田中では2学期の末から取り組みを始め、28日には2年2組32人が、これまで描いた下絵を見ながら、画用紙に色をつけ始めた。
 小林剛君(14)は「人間は水の中や山の中に住むようになり、ボタン一つで水中、空中を自由に移動できる乗り物ができていたらいいな」という。 早川千晴さん(14)は「品種改良で一瞬のうちに成長する植物ができる。人間は骨がなくなって、伸びたり縮んだりできる。共通言語ができて、どの国の人とも不自由なく会話ができるようになる」と期待する。
 美術担当の大須賀貞治教諭は「大人は文明や文化が進むと考えるが、生徒たちは、絶滅した動物がよみがえったり、自然と同化して生活するようになると考えるようだ。千1,000年後の世界を想像するのは難しいが、生徒たちの発想はとてもユニーク」と話していた。
 額田中生徒たちの作品は、マダガスカル共和国の国内から集められた1校1点計111点とともに、愛・地球博のアフリカ共同館(長久手会場)に飾られ、生徒たちはマダガスカル・ナショナルデーの5月30日、会場を見学することになっている。

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