給食で“大臣賞の味”
岡崎市新香山中 生徒のオリジナルメニュー
岡崎市新香山中学校は学校給食記念日の24日、地域の人を招いて給食をともにしたり、大臣賞受賞の報告をしたりした。
同校は昨年11月、学校給食優良校として文部科学大臣賞を受賞した。
同校が学校給食を通してめざしているものについて加藤忠彦校長は「人とのかかわりを広げる。食べ物を大切にする。自然の恵みや生産する人に感謝する。この3つを育てていきたいと実践してきた」と話した。また、これらの活動を生徒会の給食委員会の手で行い、生徒自身が食について考える場を作るようにしたとも話した。
当日は、地域住民24人が来校。9つの学級に分かれて生徒とともに給食を楽しんだ。
給食に出た「なすの五目みそカナッペ」は、同校3年1組の柴田康弘君、中野智博君の考えた献立を市学校給食センターでアレンジしたもので、この日を含め今週中に市内31,558人の小中学生に提供されるという。
柴田君と中根君は、自作の料理を少し照れながらおいしそうに味わっていた。
教室に招かれた、柴田君の祖母の柴田弘子さんは「孫が考えた料理と聞いてびっくりしています。味噌の中に入れる具が工夫してあっておいしい」と笑顔で話した。
給食終了後、体育館で学校給食委員会が開かれ、加藤校長から受賞の報告、委員会から残菜量の統計やアンケート結果の紹介などがあった。
また、北部学校給食センターの阪野知美・栄養職員から、給食ができるまでの説明があった。
給食委員長の3年生三橋いずみさんは「残菜のチェックなど大変だけど、きょうは地域の人に給食委員会の活動を知ってもらえてうれしかった」と話していた。