2年生団員が練習に熱
ジャズの有名バンドと共演
岡崎ジュニア・シンフォニックバンド
中学校の吹奏楽部員で組織する岡崎ジュニア・シンフォニックバンドが、来月6日の市民音楽祭でジャズの有名バンドと共演する。吹奏楽が“専門”だが、音楽祭ではジャズのスタンダードナンバーに挑戦。しかも有名バンドとの共演とあって、団員たちは「今から楽しみ」と練習にも熱が入っている。
岡崎ジュニア・シンフォニックバンドは、5年ほど前に、各中学校の吹奏楽部に呼びかけて組織。学校の枠を越えて部員同士の交流を図ると同時に、指導している先生たちの勉強の場にもなっている。
現在の団員は1、2年生合わせて約180人。月2回、竜海中学校または南中学校に集まり、練習を続けている。市内の中学校総合体育大会の入場行進で演奏したり、毎年九月の吹奏楽祭、11月の「岡崎のハーモニー」にも出演している。
今年の市民音楽祭には、国内でも屈指のトロンボーン奏者・角田健一さんが率いるジャズの「角田健一ビッグバンド」を招待。同バンドはレパートリーのすべてを角田さんが作曲、編曲。当日は「わが心のジョージア」「シング・シング・シング」のスタンダードナンバーなどを披露する予定。
また岡崎ジュニア・シンフォニックバンドとは「A列車で行こう」「イン・ザ・ムード」の二曲で共演。ジュニア・シンフォニックバンドは、ほかに単独で「ムーンライト・セレナーデ」とラテンの「テキーラ」を演奏する。
今回、舞台に上がるのは2年生の約100人。テナーサックスを担当している南中学校2年生の森万純さん(14)は「音の上がり下がりにアクセントを付けるなど、難しい曲です。有名バンドとの共演は少し不安もありますが、楽しみにしています」と当日を心待ちにしている。
指導者の一人で、竜海中学校の太田智宏教諭は「子どもたちには、いろいろなジャンルに挑戦してレパートリーの幅を広げてほしい。“本物”との共演はいいチャンスなので、指導する先生たちも期待しています」と話している。
市民音楽祭は来月6日午後6時から市民会館で開催。全席指定で、入場料はS席3,000円、A席2,500円。チケットは市役所文化国際課、市民会館、市シビックセンター、チケットぴあなどで販売しいる。