岡崎市北部の恵田小学校で18日夜、「星を観る会」が開かれ、児童と保護者約120人が天体観測を通じて、真冬の星空に想いを馳せた。
　同校は現在、新校舎を建築中だが、昨年2月にこのうち特別教室が集まる3階建ての校舎が完成。市内で唯一、多目的広場として利用できる屋上を備えている。会は、星観察に恵まれた明かりが少ない環境と、この多目的広場の有効活用をと、初めて企画した。
　講師は、美川中学校で数学を担当し、40年近く天体観測を続けている藤井哲也教諭。会では、厚着をした子どもや保護者が、藤井教諭が持参した望遠鏡などで土星の環や月のクレーター、昨年8月に発見されたマックホルツ彗星などを観察。底冷えする寒さの中、星などを確認するたびに参加者からは歓声が上がっていた。