市長らが「火入れ」
岡崎 体験の森に「八ツ木窯」
岡崎市八ツ木町、おかざき自然体験の森で15日、「額田炭焼の会」の指導で市民グループが築いた「八ツ木窯」に、柴田紘一岡崎市長と鈴木啓允額田町長が火を入れた。
同市小豆坂小学校の4年生6人が、この日朝から古代式の火起こし器を使って火を準備した。点火すると焚たき口が赤く燃え、窯に“命”が吹き込まれた。
約60人が参加した式典で、市民グループ「おかざき炭焼きの会」の会長、林茂さん(同市細川町)が「私たちは炭焼きの初心者ですが、『幅広く、楽しく、末長く』をモットーに今後も勉強しながら炭焼きの輪を広げていきたい」とあいさつ。額田炭焼の会代表の高木田洋さん(63)=額田町保久=と除幕した。
林さんは、この日が54歳の誕生日。「私は自然が好きで、体験の森ができる前からこの辺を散歩していました」と話し、式典後、仲間と作業をしていた。
事前に窯に詰めた竹材は、焼き上がりのあと窯が冷えるのを待って、22日前後に窯から出す予定。