岡崎市内で6点入賞
県教委の教育研究論文
18回教育研究論文の入賞者に、岡崎市内の小中学校から5個人研究と1共同研究の合わせて6点が入賞した。
県教委は毎年度、県内の教職員から日ごろの研究と実践の成果を募集し、すぐれた論文を表彰している。
今年度は、個人研究の部に404点、共同研究の部に72点の応募があった。
岡崎市内からも個人201点、共同19点が応募。個人の部の最優秀賞に井田小の寄田加津子教諭、佳作に大樹寺小の酒井智之教諭、矢作西小の畑小晋教諭、梅園小の平野泉教諭、甲山中の浅井圭子教諭が選ばれた。
また、共同の部の優秀賞に六ツ美西部小5年部会(代表・船越学教諭)が入賞した。
寄田教諭は、書写能力を高め、正しい文字が書ける子どもを育てたいと研究した。かたかなの学習では、リズム化、ゲーム化、クイズ化によって楽しみながら文字を身に付けることを工夫。また、かたかなの学習が漢字の学習につながることに着目。漢字の習得にも発展させた。
寄田教諭は「繰り返しが多く単調な書写の授業から達成感の味わえる楽しい学習へと工夫したことで、子どもたちが正しく丁寧に書こうという気持ちが育ってきたことが評価されたのでは」と受賞を喜んでいた。
六ツ美西部小5年部会は、地域で作られている米、大豆、ねぎを自分たちも育ててみようと「ふるさとの味プロジェクト」を立ち上げ、地域の人たちから教えてもらいながら自分たちの力で収穫できるところまでやり遂げた。
代表の船越教諭は「地域のひと・もの・ことと関わりながら苦労して作物を育ててきたことで、総合学習の目標である『生きる力』を身に付けることができたと思う」と子どもたちの成長に目を細めていた。