信者らが無病息災願い
岡崎 上地御嶽山で火渡り神事
岡崎市上地町の上地御嶽山(田中小一郎主管者)で6日夜、恒例の火渡り神事が行われ、信者や町内の住民ら約500人が火の上を素足で渡り、無病息災を祈った。
戦時中は中断していたものの、大正時代末から続く神事。毎年、寒の入りの日に行われ、火渡りでその年の無病息災を祈る。
今年も、約五・四方にマツとヒノキを積み、お祓はらいをして点火。火が鎮まったあと、白装束の行者を先頭に、素足になった大人や子どもたちが手を合わせながら、赤く燃える残り火の上を歩いた。
兄弟で毎年、「火渡り」を体験しているという上地小学校四年、瀬脇鉄馬君(10)と、弟の英哲君(8)は「歩く前は緊張したけどおもしろい。足より顔の方が熱かった」と話してていた。