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東海愛知新聞

岡崎美術協会員が「助け合い展」

小品や色紙など211点

岡崎市明大寺町の市美術館で、毎年恒例の「年末助け合い小品・色紙展」が5日まで開かれている。
 岡崎美術協会員の作品を集めた「助け合い展」には日本画、洋画、彫塑、書道、写真、デザイン、工芸の7部門の会員203人が合わせて211点を出品している。
 来場者は1口5千円の寄付で抽選により展示作品1点が、2口寄付の場合は自分で選んだ作品1点と抽選による1点をもらうことができる。
 今年もお目当ての作家の作品を手に入れるために、開場前に約30人のファンが整理番号札を取りに訪れた。
 同協会では売り上げの一部を福祉のため同市などに寄付する予定という。

■思い出いっぱいの体育館で「お別れ集会」
   岡崎大樹寺小

新しい体育館の建設が進んでいる岡崎市大樹寺小学校で3日、「体育館お別れ集会」が開かれ、全校児童が今まで世話になった古い体育館に感謝や最後の別れをした。
 旧体育館は、昭和42(1967)年1月に完成。38年間に計6300人を超える児童が、この体育館での卒業式で巣立っていった。
 集会は、6年生が中心となり、毎年開く「歌声集会」に合わせて企画。事前に全校児童757人が壁面、扉、窓ガラスに感謝の思いを込めて絵を描いた。
 旧体育館で最後となった歌声集会では、1〜3年生が「おもちゃのチャチャチャ」、4〜6年生が「ハレルヤ」を盛大に披露。全校児童が体育館と記念撮影したあと、別れの集会を行った。この中で、江村力校長は「この体育館とは今日でお別れ。常にみんなを見守ってくれた体育館に全員で『ありがとう』を言いましょう」とあいさつ。同校の歴史を写真などで振り返ったあと、全員で校歌を斉唱した。
 3年間、バスケット部の練習で体育館に親しんできた同部キャプテンで6年生の、柴田崚君(12)は「今年、市内の大会で優勝できたことが一番の思い出。この体育館がなくなる年に目標を果たせてよかった」と感慨深げだった。
 旧体育館の取り壊しは6日から。7月に着工した新体育館は敷地北東に来年3月、完成予定。広さが今までの倍になるほか、校舎から新体育館までの通路は、道路向かい側にある大樹寺から岡崎城が眺望できる「ビスタライン」に配慮し、地下道で結ぶ。

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