岡崎東部地区工業団地にアイシン・A・W 進出
県企業庁は1日、岡崎市上衣文町から大幡町に及ぶ岡崎東部地区工業団地に自動車部品メーカーのアイシン・エイ・ダブリュ(本社安城市藤井町、谷口孝男社長)が進出を決め、土地譲渡契約を締結したと発表した。
譲渡面積は16.7ヘクタールにのり面を合わせた約20ヘクタールで、価格は約58億5千万円。同工業団地への進出は3社目となり、これで第一期造成分44.9ヘクタールのすべての契約が終了した。
同社は昭和44(1969)年の設立でオートマチックトランスミッション、カーナビゲーションシステムが主要製品。資本金264億8千万円、年商5560億円。従業員9387人。
岡崎東部地区工業団地=東名音羽インターから5.5キロ(車で15分)、岡崎インターから10キロ(同20分)。国道1号から約1キロ。現在計画中の第二東名額田インター(仮称)からは約2キロと利便性が高く、すぐ脇を通る国道473号も第二東名の計画に合わせて整備される予定。自動車産業が集積する西三河に立地することから、企業間の物流交流も合理化が期待できるなど好条件が整う。
第一期造成分はアイシン・エイ・ダブリュのほか、自動車部品製造の葵商店(岡崎市)と鉄製資材製造のトーアミ(大阪府)が進出。今後は舞木町、池金町の一部を含む91.7ヘクタールが造成される予定で、残りの用地については3区画に別けて分譲する。