岡崎の市立看護専門学校全日制の3年課程へ
19年度から切り替え 高卒者以上 幅広く看護師を養成
岡崎市は17日、准看護師から看護師を養成している市立看護専門学校(同市伊賀町)を、平成19年度から、現在の昼間定時制から全日制の3年課程に切り替え、幅広く看護師を養成していく方針を明らかにした。
准看護師は、国家資格の看護師と違い、知事免許で、医師または看護師の指示で仕事を行う。昼間定時制3年の同校は昭和44(1969)年の創立以来、1,000人を超す准看護師を看護師に育て上げている。
近年、医療の高度化に伴い、看護師にもより高度な知識や技術が求められるようになり、単位数や実習時間が増加するなど全国的に准看護師を養成する学校の維持が難しくなった。岡崎市医師会内にあった愛知県医師会岡崎准看護学校も今年3月で閉校となり、市立看護専門学校の存在意義が薄くなってきた。
とはいえ、今後この地域の看護師の不足が予測されるため、全日制3年課程に切り替えて存続することで、卒業生の地元定着を図ることにした。
これにより、准看護師の募集は平成18年度から打ち切り、19年度からは看護師を目指す高卒者以上の生徒で新たにスタートする。