歳暮商戦「ガンバロー」
人気商品とサービスで 松坂屋岡崎店
歳暮シーズンを迎え、松坂屋岡崎店で15日朝、「歳暮商戦スタート式」があり、従業員約150人が「歳暮商戦がんばろう」と気勢を上げた。来月23日までの期間中、同店5階のギフトセンターには、約500平方メートルのスペースに最大で約1200点の商品が陳列される。
式で、下田義見店長は「お客様に『満足』を提供するには、商品はもちろん接客など行き届いたサービスが大事。12月までの今年最後の天王山を良い流れで乗り越えたい」と訓示。このあと、愛・地球博マスコットキャラクターのモリゾーとキッコロなども登場し、男性社員の掛け声とともに「ガンバロー」と拳を振り上げた。
同店がかかげる今年のキーワードは「温・個・知・親」。生産過程が表記された商品や有機栽培食品などを中心に、ビールやハム、洋菓子、コーヒーなど多彩な商品を取りそろえた。
全国無料配送サービスで毎年、最も人気がある「カトレヤギフト」は、昨年より二倍増の五百点を用意。自由に選べるギフト「グルメ直行便」も価格別の4コースを展開し、担当スタッフが選りすぐったオリジナル限定商品「オンリー・アット・マツザカヤ」も昨年同様に扱う。
さらに、売り場スペース拡大期間となる今月25日からは、愛・地球博オリジナル企画ギフトコーナーも設ける。
同店では、12月上旬から中旬までを商戦のピークとし、商戦期間中に14億6000万円(前年比4.8%増)の売り上げをめざす。
■岡崎市水道料金値上げへ
7年ぶり、改定率16.67%
岡崎市は、来年4月から7年ぶりに水道料金を平均16.67%値上げすることにし、12月定例議会に条例改正案を上程する。
水道料金の改定は、平成10年に26.38%値上げしたが、節水型社会の定着などで水需要が低迷。平成13年度からは1トン当たりの給水原価が供給単価を上回る逆転現象が現れ、このままだと向こう5年間で約10億円の欠損金が見込まれるという。
さらに、昭和40(1965)年に通水を始めた男川浄水場の建て替え準備といった施設の大規模更新や耐震補強対策など約200億円に及ぶ整備費が必要になることから、市では「次世代に安全・安心・安定した給水を続けるために適切な料金設定が必要不可欠」として、値上げに踏み切ることにした。
料金改定の内容は、基本料金の料金総額に占める比率を12%から18%とし、従量料金の1トン当たりの最高単価と最低単価の比率を3.28倍から3.09倍に圧縮するという。
議決されると、夫婦と子ども2人の一般家庭で1カ月25トン(口径13ミリ)使用した場合の料金(消費税込み)は、従来より472円アップの3,228円となる。
なお同市の水道事業は昭和八(1933)年、約3600戸に通水を開始。以来、四期の拡張事業を経て現在、給水人口約35万人、普及率99.8%、年間約41,000トンの水道水を市民に供給している。