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東海愛知新聞

ぶどう栽培誕生物語   岡崎市 恵田小
  学区文化祭で創作劇上演

岡崎市恵田小学校の6年生11人が、あす23日に同校で開かれる学区文化祭で、地元の特産「ぶどう栽培」が成功するまでを再現した創作劇を発表する。これに先立ち21日に開かれた「校内学芸会」で一足先に全校児童に披露された。
 劇は、同校が創立130周年を迎えたのを記念し、今年初めて企画。学区で最初にぶどう栽培を始めた一人、中根武雄さん(86)=観光ぶどう農園経営=の自叙伝をもとに、同校の岡田豊校長が脚本を執筆。同校裏のぶどう棚の世話を続ける6年生が、今月上旬から毎日けい古をしてきた。
 創作劇のタイトルは「夜明けを信じて―駒立ぶどう誕生物語」。終戦直後の昭和22(1947)年ごろから昭和35年8月20日に駒立ぶどう園が誕生するまでの奮闘を描く。
 主な登場人物の役柄は、中根さんを含むぶどう産業発展に尽くした学区住民3人がモデル。劇中では、学区でぶどう栽培が始まった理由、初めてぶどうを実らせるまでの苦労、当時全国的にも珍しかった「ぶどう狩り」の実現など、学区のぶどう栽培にかけた思いを発表する。上演時間は約35分。
 岡田校長は「この劇で、学区内の産業が立ち上がるまでの苦労を伝えるとともに、地場産業を誇れる子供たちになってほしい」と期待を寄せている。

■「安全なまちづくり」 知事から感謝状
  岡崎井田学区のパトロール隊

岡崎市井田学区の地域安全パトロール隊(宇野友夫隊長)は今月14日、名古屋市公会堂で行われた「安全なまちづくり県民大会」で、防犯活動功労団体として愛知県知事から感謝状を受けた。市内では、パトロール隊で県知事の感謝状が贈られたのは同学区が初めて。あす23日午後八時からは、学区市民ホームで受賞発表を兼ねたパトロールを実施する。
 同学区パトロール隊員は現在、女性6人を含む50―70歳代の21人で、全員が少年補導委員や保護司などの防犯関係者。隊ができる20年近くも前から、学区防災防犯協会連合会でパトロールを行ってきた。
 岡崎署から委嘱を受けた平成11年1月、防犯活動を主体とする現在のパトロール隊を結成。約5年間、毎月第二、第4土曜日の夜8時から、学区内の井田小学校と葵中学校の無人となる夜間のパトロールをはじめ、公園、神社での少年非行防止活動など、学区全域に目を光らせてきた。時には、神社の祭りの警備活動も兼任するという。
 今回、感謝状が贈られたのは同学区パトロール隊も含め県内の41団体。宇野隊長(70)と前田泉顧問(79)は「連合会時代から続けてきた地道な活動が認められた証しだと思う」と話す一方、「安全な街づくりのため、これからも根気よく防犯活動を続けていく」と意欲を見せている。

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