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東海愛知新聞

60年ぶり村相撲復活岡崎  桑原神社に土俵を復元

岡崎市桑原町の桑原神社で23日、約60年ぶりに「村相撲」が復活する。秋の例大祭に合わせて、地元の子どもたちが奉納子ども相撲を披露する。
 きっかけは神社に保管されている11点の古文書。今年春、東京の相撲博物館に送り鑑定してもらったところ、江戸時代末に江戸相撲から相撲興行を許可するという内容だった。
 桑原地区は、江戸時代から明治にかけて村相撲が盛んだった。昭和になっても続いていたが、終戦の混乱とともに途絶えてしまった。同神社には5、6年前まで境内に土俵があり、やぐらを支えた4本柱の石の台座が今も残っている。
 既に地元の奥殿学区では、相撲をキーワードに地元住民の交流を深めようと、大相撲の立行司・木村庄之助さんを招いて講演会を開いたり、先月18日には「敬老の日」のイベントとして園児と小学生の相撲大会も開催した。
 今回は神社の例大祭の神事のあと、地元の消防団OBで組織する十三会や子ども会が主催して子ども相撲を開催することになった。
 先月26日と今月16日には、氏子総代ら約30人が参加して同神社で土俵づくりが行われた。近くの工事現場からもらった赤土を使い、直径五・八・の立派な土俵が完成。この時、神社の倉庫から「明治35(1902)年新調」の文字が書かれた「褌ふんどし箱」

■手作りのつえ寄贈
  岡崎の杉浦さん 高年者センター慰問で

岡崎市藤川町、杉浦多美夫さん(71)が22、23の両日、得意のアコーディオンで同市美合町の高年者センターを慰問する。今年は、手作りの「つえ」15本ほども寄贈する。
 50年以上にわたってアコーディオンを趣味にしている杉浦さんは昨年10月、70歳の誕生日を記念して高年者センターを訪れ、アコーディオンの演奏を楽しんでもらった。
 今年も22日は午前10時30分から、23日は午後2時からの二日間、同センターを訪れることになっている。入場は自由。  つえ作りは5年ほど前から始めた。額田町の山林で枝を集め、皮をむいてまっすぐに伸ばす。さらにサンドペーパーで磨き、ニスを塗る。毎年1月から始め、梅雨の季節を過ぎたころ、もう一回、伸ばして完成する。
 「高年者センターの利用者に使ってもらえたら」と杉浦さん。アコーディオンの演奏とともに、心のこもったプレゼントになりそう。

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