中心街で多彩に「まち祭り」 中心街で多彩に「まち祭り」
岡崎 地域住民も参加し
「ボクらがつくるまちの元気 つながれ あったかまち家族」をテーマにした「Okazakiまち祭り」が16日、岡崎市中心市街で始まった。昨年まで開かれていた「城下町おかざきフェスタ」の名称を変更し、商店街だけでなく地域の住民も参加する地元の祭りとして内容を一新している。きょう17日まで。
籠田公園ではいい物が売れてしまう前にとフリーマーケット好きの老若男女が朝から大勢訪れ大にぎわい。ステージでは、城北中学校オーケストラ部によるオープニング演奏の後、岡崎商工会議所の杉浦惠造副会頭が「岡崎に住む人たちが本当に岡崎を愛することで、すばらしい街ができると思う」とあいさつ。
会場には愛・地球博のPRや岡崎商業高校、あいち防災リーダー会岡崎などが出店した各種コーナーがあり、商議所青年部のジャンボだるま落としやスーパーボールすくいなどのアトラクションには、順番を待つ子どもたちの長い行列ができていた。また、会場には柴田紘一市長も訪れ、各コーナーを回って「市の中心街を盛り上げていきたい」と願う出店者の話に耳を傾けていた。
一方、シビコ広場では初の試みとして「JAZZ TOWN OKAZAKI」と題したジャズフェスティバルを開催。光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部のOGが4年前に結成した「セシリア・ウインド・オーケストラ」、名古屋市内外の中学生から大学生まで45人が所属し、話題の映画『スウィングガールズ』を地で行くと評判の「フリーヒルズ・ジャズオーケストラ」、岡崎を中心に活動して30年以上のキャリアを持つ地元バンド「The満腹楽団」など5つのバンドが出演。
「光ヶ丘の子たちの演奏が上手だと聞いて来たんですよ」と地元ジャズバーの経営者。岡崎では珍しい生バンドの屋外演奏に、買い物客らも足を止めて聞き入っていた。
実行委員会の一人、本間英晴さんは「モントルージャズフェスティバルのような、世界的に有名なフェスティバルになることを目指して、今後も定期的に続けていきたい」と、好評ぶりに笑みをこぼしていた。
今回のこの「まち祭り」は、市街地に新参した若手や愛知学泉、愛知産業、人間環境大学など市内の学生たちが中心となり幅広く市民の参加を呼びかけたことから、地域を巻き込んだ盛り上がりを見せている。
17日には「よさこいin城下町おかざき」が、岡崎市や幸田、額田町のほか東西三河、名古屋・尾張地区などから35チームが参加して盛大に繰り広げられる。
■「ピアノはいかが?」
岡崎で来月6日 野田さんがコンサート
埼玉県朝霞市在住のピアニスト、野田由季さんの演奏会「ピアノはいかが? in岡崎」が、11月6日午後3時から岡崎市羽根町の市シビックセンターコンサートホール・コロネットで開かれる。
野田さんは2歳十カ月でピアノを始め、11歳でデビュー。平成元(1989)年のPTNAヤング・コンペティション西日本大会で第1位、全日本学生音楽コンクール東日本大会で連続入選し、東京音楽大学に特別奨学生として入学。11年に同大学大学院を首席で卒業した。昨年は初めてのCD「ピアノ名曲集」をリリースしたり、国内外でコンサート活動を続け、福祉活動にも積極的に取り組んでいる。
野田さんの母親・幾子さんが岡崎の出身で、2年前からゆかりの地で演奏会を開催。今年で3回目になる。
当日は、モーツァルトの「きらきら星による変奏曲」、ベートーベンの「エリーゼのために」、ショパンの「小犬のワルツ」などを演奏する予定で、野田さんのトークとともに名曲の世界に案内する。
入場料は1000円。チケットはチケットぴあで発売している。
入場券プレゼント
東海愛知新聞社では、野田由季さんの演奏会「ピアノはいかが?」のチケットをペアで20組にプレゼントします。
申し込みは、はがきに・郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号と「『ピアノはいかが?』のチケット希望」と記入し、〒444―0852、岡崎市南明大寺町12の8、東海愛知新聞社へ。今月22日まで(当日の消印有効)。応募多数の場合は抽選。