2016年5月26日掲載
3Dプリンターで模擬血管
岡田隆治
【「岡田鉄工所」代表取締役副社長】
質問
- 出展動機
- 出展内容
- 今後のわが社
- 2年ほど前から開発を行っている3Dプリンターの技術を知ってもらいたいと出展を決めました。
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名古屋大学社会イノベーションデザイン学センターと共同開発している医療分野で活用できる3Dプリンターでの造形技術を見本と機器とともに紹介します。
脳の外科手術が必要な患者のMRI(磁気共鳴画像装置)画像をもとに、ABS樹脂とシリコーンで脳の模擬血管を作ります。特殊な手法を用いているため、細い血管などの細かい形状を得意としています。手術前に精密な模型で施術の手順や器具の種類などを確認できるようになり、手術時間の短縮や安全性の向上などにつながります。 - 今後は、3Dプリンターを使った患者の脳内モデルの受注製作などもできればと考えています。また、ほかの企業にない機器や技術を導入して差別化を図り、オンリーワンの会社を目指します。