2010年8月19日掲載 第195回
喜ばれる自助具作りを
加藤源重
【福祉工房あいち代表】
質問
- 商工会議所への期待
- 自社の最近の取り組み
- こうなってる!2020年の岡崎
- 七月のものづくりフェアがきっかけで入会しました。自助具の普及、促進にはさまざまなネットワークが必要なので、商議所には情報提供などを期待しています。
- 平成三年三月にけがをし、利き腕の右手の指すべてを失いました。それを機に自分で自助具を開発し、工房を開設。現在、NPO法人として申請中です。 自助具を作り始めてからの十九年間、一度も発注依頼を断ったことがありません。自助具に不可能はなく、経験とひらめきで作り、生活用品から趣味、競技用の物まで扱います。 年間で四十人ほどから発注があり、これまでに千種類は作ったと思います。使用者が心の底から喜び、生きがいを感じてくれることが何よりもうれしいですね。単純だけど奥が深い仕事。生涯現役でいたいです。
- 岡崎発の物がたくさんでき、それを育てる環境を整えてほしいです。そのためには、人づくりが必要と考えます。