2010年6月24日掲載 第188回
電子顕微鏡の技術を啓蒙
花市敬正
【「花市電子顕微鏡技術研究所」代表取締役】
質問
- 出展内容
- こうなってる!2020年の岡崎
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ナノレベルの世界を電子顕微鏡で覗いて、物質を形成している対象物の形の必然性を探り、解析画像を提供します。一般的に解析技術は「生物系」と「材料系」に分かれるのに対し、双方の技術を持つことが当研究所の特長です。対象物を透過して見る「透過型」と、対象物の表面を立体的に見る「走査型」の電子顕微鏡で、細菌類を含む物質の1ナノメートル(1ミリの100万分の1)まで解析することが可能です。
ものづくりフェアでは、セラミックスや細胞・菌類の解析画像の展示などを予定しています。“人の手による技術を助ける技術”として、電子顕微鏡の技術を啓蒙するのが目的です。 - 第二東名高速道路が市内に開通することで、さまざまな企業の開発拠点が増えるのではと期待しています。岡崎でもっとナノテクノロジーやバイオテクノロジーが普及すれば、協力できる機会も多く生まれると考えています。