2010年4月29日掲載 第181回
「太陽追尾装置」を紹介
原俊二
【専用機設計製作・大物機械加工「原マシナリー」代表取締役】
質問
- 出展内容
- こうなってる!2020年の岡崎
- 約30年前から、石工を地場産業とする岡崎の石材を加工する装置を製造してきましたが、石材の輸入が増え受注が減少。「太陽電池に使うシリコンを加工する装置が製作できないか」との依頼を機に、8年前からシリコンをはじめセラミックやコンクリートなど異素材の加工装置を設計・製作し、高精度な位置決めを有する技術を提供しています。
フェアでは県の助成金を受けて開発した「太陽追尾装置」を紹介します。この装置はシリコンのウエハを組み込んだ太陽光発電パネルが、太陽の動きを自動で追尾します。発電パネルの駆動部分は、永年蓄積した専用機の設計・製作の経験とノウハウを活かし、消費電力が極めて抑えられる機構になっています。5月から装置のコストダウンや発電効率などを検証する予定です。 - 太陽追尾装置の開発を進め、自然エネルギーの普及に貢献できたらと考えています。