2009年9月24日掲載 第152回
“三河の今”を提供
渡辺英二
【四季のお料理「八丁魚光」店主】
質問
- 自社の最近の取り組み
- こうなってる!2020年の岡崎
- 「“三河の今”を味わっていただく」をコンセプトに、三河湾で揚がった魚や三河産の野菜など、三河地方の食材にこだわった会席料理と味噌料理をお出ししています。三河地方で生まれ育った方には、地元の食材が最も相性が良いですね。
一方で、調理する側も新鮮な地元の食材を扱うことで、地元への愛着が深まります。地産地消が浸透してきたからこそ、地元の食材から「地域を知る」ことが大切。こうした意識が料理を通じて、お客様に伝わることにうれしさを実感する反面、「いい加減なことはできない」と改めて気が引き締まります。 - 二つの願いがあります。一つは就農や就漁の促進。高齢の農家や漁師の後継者が見つからない現状に、仕入れ側としても危機感を抱いています。もう一つは「岡崎は歴史の街」という認識の向上。全国に誇る岡崎の魅力を学ぶ機会として、岡崎のことをもっと教育に取り入れてほしいですね。