2009年7月30日掲載 第144回
地域貢献が使命
田原昭之
【愛知産業大学学長】
質問
- 岡崎に対する思い
- 懇話会事業を含む大学と地域のかかわり
- 今後の地域との連携
- 岡崎に来て5年目ですが、当初は観光面のPRが極めて消極的だと感じました。岡崎が舞台のドラマなどを通して少しは改善されましたが、経済的に恵まれ、観光産業に依存しなくていいためか、外から来るお客さんへのおもてなし意識が希薄だと思います。
- 懇話会事業では、「二十七曲り」をテーマとした産学共同研究を進めるように、大学内で働きかけてきました。それは、自分で歩いてみて、休憩所やマップがない不便さに気づいたことがきっかけでした。また、大学としては、教員の専門知識を生かして地域貢献をすることが使命と考えています。造形学部デザイン学科は、商店街の街灯フラッグデザインの制作、同部建築学科は名鉄東岡崎駅周辺の再開発計画の作成など地域と連携した取り組みも行っています。
- 地域の特性を生かした地場産業などとの連携は必要です。より地域と密接になるよう今年度からカリキュラム上工夫しています。今後は、地域のニーズに応えられる取り組みを積極的に進めたいですね。