2008年6月26日掲載
ラバー砥石でバリ・ゼロ
杉田幸久
【岡杉巧作所代表取締役】
質問
- 自社の最近の取り組み
- こうなってる!2020年の岡崎
- ほっとする時間
- 機械部品を製造する過程で、必ずバリが出ます。10年ほど前からセラミックスの砥粒をゴムに練り込んだラバー砥石の開発を進め、二次バリも一度に取ることができる「バリ・ゼロ」を実現しました。消しゴム感覚で使えたり、歯ブラシのように先端にラバー砥石を付けたりして、狭いところのサビを取ることもできます。ゴムの柔軟性を生かして用途は広く、台所用品から、自動車や飛行機の部品までをターゲットにしています。ミリ単位の極小のものも開発中です。こうした自社ブランドを販売するため、平成18年11月に「オカスギ」を設立しました。国の補助を受けて樹脂の表面に金属を溶着して硬くするBH処理に取り組んだり、希望に応じて名札、キーホルダー、銘板の製作も行っています。
- 豊かな自然と歴史的な観光資源を有効に生かしながら、「ものづくり」が楽しめる街になってほしい。
- 大好きなものづくりの、次の構想を練っている時。