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東海愛知新聞

右左折車線で渋滞緩和

岡崎 市道環状線の改良工事完了

岡崎市明大寺町の信号交差点「小豆坂小学校口」で県道岡崎刈谷線と接続する市道岡崎環状線で行われていた、渋滞緩和のための道路改良工事がこのほど完了した。元々片側1車線ずつの車道だったが、信号交差点から北側に右左折車両が待機する各車線約55メートル分を整備した。(横田沙貴)

工事延長は136メートル。市道脇の歩道にあった樹木帯を撤去して車道の幅を3メートル分広げ、道路標示を書き換えた。昨年12月に着工し、3月6日に使用できるようになった。なお、信号のサイクル(1回20秒の青信号が1時間中24回のペース)は変更していない。工事費は約2700万円。

今回の改良工事は、中根康浩市長の公約から始まった「渋滞解消総点検」事業の一環。市道路維持課によると、2021年3月から市民に渋滞している道路の情報を募集し始めた。今回工事を行った同所には4件の情報が寄せられていた。

改良前は、平日の通行量がピークとなる午後2〜3時で、1回の青信号で交差点を通過できる台数は平均7台程度。右折車と左折車が混在して信号待ちをしていたため、歩行者横断時や県道の混雑などで通過できない車両が滞留し、市道側の渋滞距離が延びるという状態だった。

改良後は右左折どちらかの車線で車両が止まっても、もう一方の車線でほかの車両が通過できるようになった。同課は「定量的調査は難しいが、1回の青信号で10台以上が通過できるようになった」としている。

なお、同事業でこれまでに300件以上の情報が市に集まったが、同所を含めて市道2カ所に対応。市が単独で行う事業になるため、国道や県道は国や県と連携して順次進めるとしている。

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