エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

素顔で学びや巣立つ

岡崎 公立中学校で卒業式

岡崎市内の公立中学校で7日、卒業式が行われた。今年度は全20校で計3607人(男1912人、女1695人)が義務教育9年間の課程を終了。慣れ親しんだ学びやに別れを告げ、未来への一歩を踏み出した。(犬塚誠)

市立北中学校では214人(男114人、女100人)が柴田和美校長から卒業証書を受け取った。愛知県の指針に準じる形でマスク着用が個人の判断に委ねられたこともあり、入退場や卒業証書の授与時にはマスクを外して臨む生徒や教員の姿もあった。「仰げば尊し」や校歌などの斉唱はマスクを着けたまま行われ、保護者も常時マスクを着けて参列した。在校生は代表のみの出席だった。

柴田校長は式辞で「皆さんの中学生活は部活動の中止や行事の縮小など多くの場面で制約があったが、エネルギッシュな姿は新型コロナウイルス禍を経験して一気に“爆発”した。皆さんが大きく羽ばたいてくれることを期待したい」と語った。

答辞を務めた梅田悠衣さんは学校行事や部活動での思い出などを振り返った上で「私たちはきょう、北中を旅立ちます。この先どのような困難に遭おうとも、自分の道を力強く歩んでいくことを誓います」と声を震わせ、卒業生の中にはマスク越しに涙を浮かべたり、頬の涙をぬぐったりする生徒もいた。最後は事前に録音された在校生の歌に合わせて退場した。

森田隼翔君は「マスクを着けるより、外した方がその人の素顔が見られたので良かった」と感想を述べた。

ページ最初へ