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東海愛知新聞

地域の足になるタクシー

「矢作デマンド」実証運行開始

岡崎市矢作地域5学区(北野、矢作東、矢作北、矢作西、矢作南)の住民を対象にした会員制予約型乗り合いタクシー「矢作デマンド」の実証運行が16日、始まった。9月30日まで実施し、地域住民の要望や意見を聞いて運用方針を固める。(横田沙貴)

矢作デマンドは、既存のバス路線の停留所や鉄道駅、公民館、商店、ごみステーションなどに設置した計189カ所の専用停留所間をタクシーで移動できる新しい交通手段。ただし、既存のバス路線沿いの停留所間の行き来はできない。事業主体は岡崎市名古屋鉄道で、名鉄タクシーの車両が使われる。

同地域内は主要幹線道路、鉄道、路線バスといった交通網があるが、自宅から最寄りの鉄道駅やバス停までの距離があり、移動に苦労する住民もいるという。そのため、矢作デマンドは地域内での生活の足やほかの公共交通機関への移動手段としても期待されている。地域住民らが2019年9月に導入検討会議を組織して準備を進めてきた。

1人1乗車300円(一部学区外へは600円)。予約状況によってはほかの利用者と乗り合わせる。運行時間は平日の午前9時〜午後5時。会員登録は専用申込用紙か専用ウェブサイトから。利用予約は電話(53―7233)で。

停留所の1つの市西部地域福祉センターで16日、出発式が行われ、関係者が第1、2便の出発を見送った。

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