「豊田市わがまちアスリート」で北京五輪フィギュアスケート男子シングルと団体で銅メダルを獲得した宇野昌磨選手(24)=トヨタ自動車=が26日、市役所を訪問し、太田稔彦市長らに結果を報告した。宇野選手には「豊田市スポーツ栄誉賞」が贈られた。

五輪で銅メダル2個、3月の世界選手権男子シングルでは自身初の金メダルを獲得した宇野選手。「今までで1番濃いシーズンだった」と激動の今季を振り返り「今の自分があるのは、周囲で支えてくれた人や応援してくれた皆さんがいたから。どんな状態でも声を掛けてくれたことが力になった」と感謝の言葉を述べた。

また、今後については「世界選手権では五輪王者のネーサン・チェン選手(米国)らが欠場していた。現在の男子フィギュア界はチェン選手が頭1つ抜けている。彼のような存在になることが目標。まだ成長できると思う」とした上で「挑戦するプログラムで臨みたい」と来季に向けて意欲的に語った。