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東海愛知新聞

自然ふれあい地区に

鳥川ホタルの里と桑谷展望園地
条例で指定基準設定 市内4、5カ所目に

岡崎市はこのほど、鳥川町の「鳥川ホタルの里」と、桑谷町の「桑谷展望園地野鳥ふれあい地区」を「岡崎市自然ふれあい地区」に指定した。自然ふれあい地区は貴重な野生動物の集団生息地や植物の群生地、野生動物の生息環境があり、市民が安全に自然と触れ合える場所を指す。(横田沙貴)

市環境政策課によると、同市自然活況保全条例によって指定基準などが決まっている。住民団体をはじめとする地域の自然環境を保全する団体がある、指定区域が確定できるといった条件を満たした場所が選ばれる。今回で市内の同地区指定は4、5カ所目になる。

鳥川ホタルの里は、市の天然記念物に指定されているゲンジボタルの群生地で、指定範囲は町内全域。例年5月下旬から6月下旬ごろにはゲンジボタルが飛翔し、光の乱舞が見られる。町内の全戸が所属する住民団体「鳥川ホタル保存会」がゲンジボタルが育つ環境の維持に努めていることや、ゲンジボタルを通じて自然と触れ合えることから指定された。

桑谷展望園地野鳥自然ふれあい地区は、2012(平成24)年12月末で閉館した桑谷山荘の跡地に整備された展望台とその周辺のエリア。多くの野鳥を観察でき、特に例年9月ごろには、絶滅の恐れをランク付けした野生生物の生息状況などを解説した「レッドデータブックおかざき」に掲載されているサシバやハチクマの越冬のための渡り群が見られる。市が管理している中で、展望台や野鳥の紹介看板などが設置されており、安全に多種の野鳥を観察できることから指定された。

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