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東海愛知新聞

旧本宿村役場庁舎を活用

13日に資料館がオープン

岡崎市本宿町に13日、復元された旧本宿村役場庁舎の建物を活用した資料館「旧本宿村役場」がオープンする。施設内は役場庁舎時代を思い起こさせる造りや展示物、郷土資料などであふれている。(横田沙貴)

旧本宿村役場は1928(昭和3)年に竣工し、55年に岡崎市に編入されるまで庁舎として使われていた。2008(平成20)年に本宿地区の下水道工事のために一時解体。工事完了後速やかに復元される予定だったが、財政面の問題などで20年末に復元工事を開始、今年3月に完成した。

木造2階建てで高さ約10メートル、幅約15メートル、奥行き約8メートル。寄棟(よせむね)造で桟瓦葺(さんがわらぶ)き。外壁は白の板張りで、車寄せの屋根は特徴的な白のレリーフで装飾されている。1階部分は庁舎の事務室や村長室、応接室などがあり、事務室外の通路には村民への事務手続きなどで使われたとみられる長さ約6メートルの木製カウンターが残されている。また2階部分はかつて村議会の議場として使われたとみられる会議室が現存する。

市は建物を地域に残る貴重な近代化遺産として地域の文化財紹介などに使う。管理は学区住民らで立ち上げた運営委員会に委託する。復元工事費は約2億円(約5500万円は国補助金)。入館無料。月曜休館。開館時間は午前9時〜午後4時だが、初日は午後1時から。駐車場は身体障害者用1台分を含む計6台分。

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