岡崎の春の風物詩「家康行列」の配役を決める選考会が5日、岡崎市役所分館で開かれた。個人・団体の募集枠50に対して96の応募(倍率1.92倍)があり、40歳未満限定となる総大将の徳川家康役には三菱自動車工業の勢了篤さん(29)が選ばれた。4月10日開催の予定だが、まん延防止等重点措置の延長(3月21日まで)が4日に決まったことから、秋への延期が濃厚。市はあす7日にも正式発表する。(竹内雅紀)

家康と徳川四天王の団体5枠は対抗馬がおらず、応募した団体に決定。11人がエントリーした竹千代役は緑丘小学校4年の瀬本紘夢君に決まった。家康役の勢さんは「初めての『若き家康』ということでプレッシャーを感じるが、勇敢な家康を演じられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年は中止。昨年は春から秋に延期されたが中止に。今年も前年同様、伊賀八幡宮〜籠田公園の短縮ルート(約1.8キロ)や参加人数制限の規模縮小型となる。

徳川家康、竹千代を除く主役級の配役は次の皆さん。

• 井伊直政=杉浦賢一(岡崎青年会議所)
• 本多忠勝=稲吉章宏(岡崎市青年経営者団体連絡協議会)
• 榊原康政=山本達雄(三菱自動車岡崎会)
• 酒井忠次=大山皓生(大和)
• 於大の方=宮森晴美
• 築山御前=岡本ミカ
• 亀姫=平岩里菜
• 千姫=彦坂美博