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東海愛知新聞

衆院選後半戦に突入

愛知12区 街頭を中心に訴え展開

第49回衆議院議員総選挙は選挙期間の折り返しを過ぎ、後半戦に突入した。衆院解散から5日後の公示という短期決戦の選挙も運動期間は残り5日間。各陣営は新型コロナウイルス感染拡大防止を念頭に置きながら街頭中心に訴えを展開している。()

前職2人の一騎打ちとなった愛知12区(岡崎・西尾市)。

立憲民主党の重徳和彦氏(50)は、支援を受ける労組を中心とする各種団体へのあいさつ回りや街頭活動を展開してきた。後半戦は「もっと“露出”を増やす」として街頭活動に力を入れていく。

23日には岡崎、24日には西尾で個人演説会(ウェブ併用)を開いた。前回、前々回と連勝している重徳氏。今回は同じ非自民党路線の共産党が候補者擁立を見送ったことで、票の上積みが予想される。陣営は気の緩みを強く警戒しており、演説会でも応援弁士が「全然熱気を感じない。このままだと負ける」と喝を入れた。また、トヨタ労組出身の参院議員も応援に駆け付け、支援を表明した。

重徳氏は、八丁味噌のGI(地理的表示)保護制度の登録問題や自動車産業が直面する政策課題(カーボンニュートラル=温室効果ガス排出実質ゼロ)などに触れ「地域や産業界を代表して活動する使命がある。31日には喜びを皆さんと分かち合いたい。残りの期間は強い危機感を持って臨みたい」と決意を述べた。

自民党の青山周平氏(44)は、施設を利用した個人演説会は行わず、街頭活動に重点を置く。マイクを握ることができる午前8時〜午後8時の12時間で24カ所の街頭演説を基本方針にしている。23日は24カ所、24日は21カ所を精力的に回り、支持を呼び掛けた。多くの場所で妻の紋也(あや)さん(44)も同行する。青山氏本人は既に声を枯らし気味だが「街頭での反応は今までの選挙の中で1番良い」と好感触を得ている。

公示翌日の20日には所属する細田派の萩生田光一経済産業相、21日には岸田文雄首相(党総裁)が応援に駆け付けた。後半戦も党三役経験者や閣僚経験者が応援に駆け付ける予定。青山氏は「前回の敗戦(比例復活もならず)を教訓に戦法を変えた。選挙事務所や行動もこれまでとは全く違うやり方。残りの期間も街頭活動を続け、1人でも多くの方に与党としての考えを訴えたい」と意気込んでいる。陣営幹部も「序盤は劣勢だが、勢いはある。猛追だ」と強調する。

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