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東海愛知新聞

岡崎の文化財一堂に

美博開館25周年記念の特別展

岡崎市美術博物館で9日、同館の開館25周年を記念する特別企画展「至宝 (きら)めく岡崎の文化財」が始まった。市内の寺社などが所蔵する原始・古代から戦国時代までの文化財を一堂に展示。数々の名品から、岡崎が歩んできた悠久の歴史に思いをはせることができる。12月19日まで(途中展示替えあり)。 ()

同展は2部制。11月7日までの第1部では「出土品にみる岡崎のあけぼの」、「中世岡崎と足利氏」をテーマに108件を展示する。

市内の遺跡や古墳などからの出土品をはじめ、岡崎の天台宗寺院が所蔵する仏像や祖師像、足利氏と三河とのつながりを示す書状などが並んでいる。中でも、滝山寺(同市滝町)が所蔵する運慶・湛慶作の「聖観音菩薩立像」(国指定重要文化財)は同館初展示とあって、多くの来場者の目を引いている。

また、11月20日からの第2部では「松平氏の時代」と題し、160件を紹介。今回、新たに発見された大樹寺(鴨田町)の多宝塔心柱の墨書に関するパネルや徳川家康が出した書状なども出品予定となっている。

観覧料は、一般800円、小中学生400円。市内在住・在学の小中学生(証明書など要提示)、未就学児、各種障害者手帳の被交付者と介助者は1人無料。問い合わせは、同館 (28―5000) へ。

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