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東海愛知新聞

岡崎市「観光白書」

岡崎公園来訪者半減

くらがり渓谷は33%増

岡崎市はこのほど、2021年度観光白書(=20年度報告書)を発表した。昨年4月〜今年3月は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、市内の観光業は大打撃。GoToトラベルなどの需要喚起策の効果は一時的で、感染拡大や緊急事態宣言によって市内を訪れた観光客らは前年度比大幅減となった。

市内の観光施設を訪れた人は23%減の283万人。臨時休館などが大きく影響した。中でも岡崎公園は52%減の18万8000人。バスツアーによる外国人の同園訪問者はゼロだった。一方で、くらがり渓谷(石原町)は3密を避けたアウトドア需要の高まりから33%増の16万9000人を記録した。

宿泊客は42%減の18万6000人、外国人は99%減の278人。鉄道や高速道路の利用も減り、イベントは中止やオンライン開催に。市観光推進課担当者は「徳川家康が主人公の大河ドラマ(23年)を機に落ち込んだ観光消費の回復を目指す必要がある」としている。()

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