東海愛知新聞バックナンバー
 9月11日【木】
日清紡針崎工場跡地に
中学校新設 25年開校へ
生徒増の南中を分離
岡崎市

岡崎市教育委員会は10日、同市針崎町の日清紡針崎工場跡地の約3ヘクタールに、公立では20校目となる中学校を新設する方針を明らかにした。過大規模校の南中学校を分離、平成25年4月に開校する予定。中学校の新設は平成4年4月に開校した六ツ美北中学校以来となる。

建設予定地は南中学校から南に約2キロ離れた校区で、同校は今年度で生徒数が1,100人に膨らんでいる。

南中の校区に入る岡崎、羽根、小豆坂、城南の4学区のうち、城南を除く3学区が分割され、最大700人が新設校に通学することになる。

市は環境アセスメントが完了した後、来年5月以降に開発許可を得て用地取得交渉に入る。建設費は約35億円になる見込み。少子化の影響で生徒数の減少が懸念されるが、市は「JR岡崎駅周辺の開発やマンション建設で、駅周辺の生徒数は今後増加する」としている。

一方、日清紡では針崎、柱、若松の3町に及ぶ工場跡地15.6ヘクタールで、新設校をはじめ、住宅200戸や医療関係施設の建設を盛り込んだ跡地の開発事業計画を進めている。




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