東海愛知新聞バックナンバー
 6月17日【火】
岡崎市が文化財指定
大樹寺の本堂と開山堂

岡崎市教育委員会は16日、大樹寺の本堂と開山堂を市文化財に指定した。同寺は本堂と開山堂を除く建造物が国や県の文化財に指定されているが、市文化財は初めて。

入母屋造本瓦葺(ぶ)きの本堂は安政2(1855)年の火災で焼失。現在まで残る本堂は火災の2年後に再建されたとされる。

宝形造桟瓦葺きの開山堂は本堂が焼失した火災を免れ、建立時期は江戸時代初期とみられる。同寺の伽藍(がらん)全体の保存という観点から貴重な建造物という。

同寺は多宝塔が国の重要文化財、総門、三門、裏二の門、鐘楼、大方丈が県文化財に指定されている。





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