東海愛知新聞バックナンバー
 4月17日【木】
問い合わせ殺到
後期高齢者医療制度で
職員多忙で残業も
岡崎市役所

新しく後期高齢者(長寿)医療制度が実施されて半月が経過した。岡崎市役所東庁舎1階の国保年金課には連日、制度の問い合わせのため窓口を訪れる高齢者と電話が殺到し、職員らが対応に追われている。

同課によると、制度が始まった今月1,2日は窓口に1日400人から500人が殺到。3日以降も平均200人から相談があり、職員16人と窓口に配置された臨時職員5人が対応している。

初めて年金から保険料が天引きされた15日は134人で、相談件数は減少傾向にあるという。しかし電話での問い合わせは1日200件前後もあり、対応に終始する職員は滞った一般業務分の残業を余儀なくされている。

窓口では当初、制度の仕組みに関する相談が大半を占めたが、保険料が天引きされる日の前後には「いくら引き落とされるのか」という問い合わせが増加した。

同市では先月14日に市内の対象者約2万8400人に新保険証を送付。このうち「保険証が届かない」「誤って捨ててしまった」などで再発行されたのは7日までに約100件あったが、その後は統計もとれないほどの忙しさ。

市は医師会、歯科医師会、薬剤師会を通じて、新保険証を持っていない場合は市に問い合わせてもらうよう医療機関に依頼しており、すぐ再発行できる体制を整えていたため、目立ったトラブルはないという。





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