東海愛知新聞バックナンバー
 4月3日【木】
多田さんニジェールへ
現地で保育士を指導
岡崎市

岡崎市の正保育士、多田諭子さん(28)が、青年海外協力隊平成20年第一次隊として7月から2年間、アフリカのニジェール共和国に赴任する。多田さんは2日、同市役所を訪れ、柴田紘一市長に報告した。
 多田さんは中園保育園、福祉の村若葉学園で7年間勤務した。今月9日から長野県の駒ヶ根青年海外協力隊訓練所で語学などの事前研修を行い、7月1日に出発する予定。
 同国ではニアメ市のニアメ幼稚園視学官事務所に配属され、2人体制で現地の幼稚園を訪問しながら保育技術や保育環境に関するアドバイス、保育士の指導に当たる。任期は平成22年7月1日まで。
 多田さんは「小学生のころから国際協力活動に興味があり、今の自分にできること、今しかできないことを考え、思い切って挑戦を決めました。子どもに寄り添い、楽しみながら学ぶことの大切さを伝えたいです」と抱負を語った。
 今回の青年海外協力隊への参加は、地方公務員法の一部改正を受けて同市が1日から施行した「市職員の自己啓発等休業に関する条例」を初めて適用したケース。多田さんは現職の市職員のまま、休業という形で赴任する。





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