東海愛知新聞バックナンバー
 12月5日【水】
岡崎市議会一般質問
「“合併”が前提」と答弁
岡崎市長 幸田町との消防広域化で

 岡崎市議会12月定例会は4日、本会議を再開。前日に続く一般質問で、井手瀬絹子(公明)柳田孝二(共産)梅村順一(自民清風会)鈴木豊(同)永田寛(同)加藤繁行(民主ク)中根薫(同)の7議員が登壇した。

 柳田議員が、消防の広域化に対する市長の考えをただした。

 柴田紘一市長は「消防体制は、各自治体によって給与も装備も違う。各自治体の実態と思いを無視するような国の消防広域化の方針は、私自身としては理解しがたい」ときっぱり。さらに、「現段階で本市は幸田町との枠組みが言われているが、その場合、合併の約束がなければ納得できない、との思いでいる」と表明した。

レジ袋認証制度の調整策は

 井手瀬議員が、「レジ袋の可燃ごみ袋としての認証が、レジ袋の減らない理由の一つと考えられるが」として、その調整策を尋ねた。

 柴田宗男環境部長は「本市では、レジ袋の有効利用を図るため平成13年10月から可燃ごみ袋として利用できる認証制度を行っており、現在23社が登録、市内約190店舗で使用している。ごみゼロ社会推進あいち県民会議では有料化を柱としたレジ袋削減取組店制度を創設する予定で、本市もレジ袋の削減でごみ減量や地球温暖化防止につなげるため、可燃ごみ袋認証制度のあり方について検討していきたい」と述べた。

来年4月の森林組合合併困難に

 梅村議員が、岡崎市と額田町の両森林組合合併推進協議会の進捗状況について質問した。

 酒井功二経済振興部長は「合併推進協議会は、今年7月の設立以来、これまで4回開催されている。両組合は、組織、規模、事業内容に大きな差異があり、また賦課金の有無、定款など相違点が多く、さらに組合員への説明時間がかなり必要であることから、当初計画していた来年4月の合併スタートは困難な状況になってきた」としたうえで、「しかし、合併は両組合とも推進していく考えで一致しており、それぞれの問題、課題を一つずつ整理、解決して早期に合併できるよう、今後とも合併推進協議会を開催していく」と答えた。


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