東海愛知新聞バックナンバー
 11月18日【日】
厳しさの中の優しさ
全日本女子バレー元監督
Vリーグトヨタ車体を指揮
葛和伸元さん講演会
25日・長誉館

 全日本女子バレー監督を務めた葛和伸元さんの講演会「厳しさの中に本当の優しさ」が、25日午後2時から岡崎市中町の長誉館で開かれる。
 葛和さんは奈良県生まれの50歳。大阪商大付属高校から法政大学へ。卒業後、日本電気(現NEC)で選手として活躍、現役引退後は同社女子バレー部コーチ、監督。日本リーグ、Vリーグで優勝し、平成9年全日本監督に就任。世界選手権、W杯、シドニー五輪予選など国際舞台で指揮した。
 現在はトヨタ車体女子バレー部総監督。チームは昨年3月、Vリーグに昇格した。今季は12月8日にリーグ戦がスタートする。
 コートの中では厳しいが、普段は“優しいおじさん”。部員たちに「見てくれている人に感動を与えられるような試合を」などと説く。  主催は長誉館・志葉会。当日は午前11時から勉強会、昼食後に講演会。参加費は午前からが昼食・おやつ代を含み一般2,000円、学生1,000円。講演・おやつのみは一般千500円、学生500円。食事などの準備のため、参加希望者は21日までに志葉会主宰の辻本桂子さん(0564―32―1053)へ。


子どもの最初の先生は母親です

バレーボールの指導理念は明快だ。「試合は勝負だから、勝てばそれに越したことはない。しかし、結果よりそのプロセスが大切だ」。自分たちがやってきた事を精一杯出せば、「負けても責めない」。
 正選手であれ補欠であれ、プレーしている「この瞬間」をどれだけ頑張り切れるか。瞬間の積み重ねがプロセスだから、あえて試合結果を問わない。自分に問いかけて、自分で答えを出せば良い。
 「40歳、50歳になった時、若いころ一生懸命やってきて良かったと思ってくれたら」  結婚し、子どもを授かったら「わが子に自分がやってきた事をぜひ伝えてほしい。子どもにとって1番初めの先生は母親なんですから」。





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