東海愛知新聞バックナンバー
 9月16日【日】
会員企画が続々
演奏会 相撲甚句 展示会
長誉館おかざき塾

交流勉強会「おかざき塾」(深田正義代表)の活動拠点、岡崎市中町の「長誉館」で今秋、おかざき塾会員の企画による演奏会や発表会、陶磁展、表装展などが開かれる。長誉館は丸石醸造の本社だったが、同社が敷地内に新社屋を建設したことから、長誉館の管理・運営がおかざき塾に移った。深田代表は「会員が志を育てていく舞台として使ってもらいたい」と話している。

まず、9月29日午後6時30分からGONNA(ガナ)のライブ「音のさま」。和太鼓とマリンバの4人グループ。和洋の組み合わせが新しい音楽の息吹を感じさせる。全国9会場での公演のひとつ。ガナは平成15年、名古屋で結成された。金子根古プロデューサーが会員。前売り券(2,000円、振る舞い酒付き。当日2,500円)は三浦太鼓店(会員・三浦宏之さん、21―2271)で扱っている。

翌30日は、午後1時から三河相撲甚句会による「相撲甚句発表会」。同甚句会の会長・山浦義人さんが会員。琴光喜関の大関昇進を祝って山浦さんが作った「天に翔(はばた)け新大関」などを披露。出演は同甚句会、山浦さんが講師を務める岡崎中日文化センターとNHK名古屋文化センターの門下生、デンソーOB同好会「弥栄寿会」の会員ら約30人。入場無料。

10月4日から7日まで(午前10時-午後6時)角岡秀行さんの「陶磁展」。角岡さんは豊田市内に工房と作品展示室を持つ。「古い、新しいではなく“何か”が備わっているもの」を目指し、薪(まき)窯が生み出す「質感豊かな品格のある作品」をテーマに制作している。長誉館では2度目の作品展で、花器を中心に約80点を展示する。

表装の一樹会を主宰する荒木行栄さんのグループ展が10月19日から23日まで(午前10時-午後5時)。「趣味の小幅掛 夢とあそび心 創作表装展」と題し、岡崎、西尾、豊田市の10教室で学ぶ77人が1点ずつ出品する。

「掛け軸やタペストリーなど創意にあふれた作品です」と荒木さん。碧南市在住の植物画家・石川利也さんも出品。期間中毎日、会場で体験講習がある。第60回岡崎市芸術祭参加。

志を持って生きる

おかざき塾 平成17年8月、「志をもって、このふるさとに生きる」を合言葉にスタートした。ふるさとに誇りを持ち、地に足の着いた生き方を学ぶ。個人と法人の171会員がいる。

塾創設の契機は、「おかざき匠(たくみ)の会」が愛・地球博の地球市民村に参加したこと。匠の会は「命と平和」をテーマに、徳川家康を生み江戸時代265年の「平和源流のまち・岡崎」を〈旗印〉に掲げた。同塾は、地球市民村から生まれた「地球市民という共生の概念」を、ふるさと岡崎につないで展開させていく―としている。





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