エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

職人技×伝統

八丁味噌チョコレート あすから販売

岡崎市八帖町の「カクキュー八丁味噌」(早川久右衛門社長)が、2月14日のバレンタインデーに合わせ、東京都内に5店舗を構える「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」を経営する国内トップクラスのショコラティエ、土屋公二さんと共同で、同社の八丁味噌をそのまま包み込んだ「八丁味噌のチョコレート」を初めて開発した。あす2日から通信販売のみで200個を限定販売する。(今井亮)

チョコは、二夏二冬をかけて木桶で自然醸成する伝統的な製法で製造される同社の八丁味噌を、八丁味噌の香りに負けないドミニカ産の最高級カカオ豆を使ったチョコに封じ込めた。これにより、八丁味噌とチョコの風味が両立する味に仕上がったという。

チョコが包装されるベージュのパッケージは、銀色で縁つなぎや繁栄の意味がある組紐の紋様「角つなぎ」と同社のシンボルマーク、テオブロマのロゴが入った特別仕様となっている。

同社企画室長の野村健治さんによると、洋菓子業界では八丁味噌を風味付けなどで用いることが珍しくない。「八丁味噌で洋菓子に奥深さが生まれる」というパティシエの感想を踏まえ、同社のブランディングを手掛ける顧問アドバイザーを通じて、土屋さんと約1年前から数十回にわたって、八丁味噌のパウダーを混ぜ込んだり、さまざまな種類のカカオを使ったりした試作を重ねてきた。早川社長と企画室の従業員8人による試食の結果、生の八丁味噌を封じ込めた長さ約12センチ、幅約6センチのオーソドックスな板状に決まった。

チョコは50グラムで税込み3,500円。メールマガジン購読者を対象に1月23〜30日に段階的に販売した100個は完売した。一般販売となるあす2日からは、同社のインターネットオンラインショップと電話(0120-238319)のみで注文を受け付ける。売り切れ次第終了。反響によって来年の生産も検討するという。

野村さんは「伝統的な製法で手間暇をかけて醸成した八丁味噌と、土屋シェフによるカカオにこだわったチョコに宿る伝統と職人技、素材の良さを楽しんでもらいたい」と話している。

ページ最初へ