東海愛知新聞バックナンバー

 2月1日【水】

気軽に楽しんで

西尾 三河初のパークゴルフ場

西尾市吉良町に、三河地方では初となるパークゴルフ専用施設「吉良パークゴルフ場」がある。気軽に楽しめるスポーツの1つとして、施設運営者は地域内での浸透を目指している。(横田沙貴)

パークゴルフは昭和58(1983)年に北海道で誕生。専用のクラブ1本でプレーする。1ホールの距離が100メートル以内で9ホール(1コース)でパー33。芝生の上に木やバンカーなどの障害物があり、起伏があるコースもあるため、ゴルフに近い感覚で楽しめる。

県立吉良高校の南側にある同施設は、約1万6000平方メートルの敷地内に36ホールあり、規模は愛知県内最大。ショートホールは30メートル、ロングホールは94メートル。休日には県外からもプレーヤーが集まるという。

利用料金は1日フリー券で1,500円、1ラウンド券で800円。クラブとボールは1回100円で貸し出している。元日以外は営業。

近隣の男性3人が共同運営。オーナーの1人である加藤武司さん(53)が、自身が経営する企業の慰安旅行で10年ほど前に北海道を訪れた際にパークゴルフと出会い、吉良でのパークゴルフ場設置を企画した。近隣の宿泊施設やゴルフ場と連携して利用料金の割引などの特典を用意している。

加藤さんは「パークゴルフは1コースが短いため回りやすく、パターゴルフよりも強打できるので運動不足解消やストレス発散にぴったり。ゴルフ人口の増加や地域活性化につながり、地域の人やお年寄りが楽しめる場として活用してもらえたら」と話した。

17日には同施設主催の初の大会「吉良PGカップ」を開催。小学生以上が対象で、参加費3,000円。

ラウンド後は日本女子オープン優勝経験がある野呂奈津子プロらによるレッスン(別途1,000円が必要)もある。参加申し込みは、11日までに同施設(0563―77―6200)へ。