蒲郡市と幸田町が共同で整備を進めてきた新斎場「セレモニーホールとぼね」＝蒲郡市竹谷町＝が13日に供用開始となる。これに合わせて利用料金が改定され、ペットの個別火葬などが可能になる。

同市斎場敷地内に建設。管理・運営は、両市町で組織する「蒲郡市幸田町衛生組合」が行う。

新斎場は一部鉄骨鉄筋コンクリート造り2階建てで火葬炉5基と動物炉1基を設置。待合室は6室で、このうち2室は壁面を取り外すと葬祭室になる。告別・収骨室は3室。授乳室と多目的トイレを新設した。

利用料金は、亡くなった人か喪主の住所が両市町のどちらかの場合は安価に利用できる。ほかの市町村在住の人が利用する場合の料金は近隣市町村並の価格になるよう変更された。両市町での火葬料金は12歳以上4,000円。12歳未満3,000円。死産児1,000円。産汚物は1産分で1,000円。施設利用料は、待合室が3時間以内無料。葬儀室が7時間以内で1万5,000円。安置室は24時間以内1,000円で、超過する場合は追加料金が発生する。

動物葬は従来の合同火葬に加え、1日1組限定で個別火葬を実施。個別火葬はペットの遺骨を受け取ることができる。1頭1万5,000円で前日までの予約が必要。合同火葬は1頭当たり5キロ未満1,000円、5キロ以上15キロ未満2,000円、15キロ以上3,000円。

インターネットでの斎場の空き状況確認・業者の予約は6日から可能になった。空き状況は誰でも確認できるが、ネット予約は登録葬祭事業者のみ。同組合によると5日現在で11社登録されている。実施日の1週間前から利用予約を受け付けている。

現斎場は隣接する新斎場稼働後、9月末までに解体を終え、駐車場になる。平成29年1月末の完成を目指すという。問い合わせは、同組合事務局の蒲郡市環境清掃課（0533―57―4100）へ。（横田沙貴）