東海愛知新聞バックナンバー

 6月11日【土】

戦の現場を音声解説

民間主導で歴史遺産活用

岡崎市に活動拠点を置く個人や団体、企業で組織する「岡崎歴史遺産活用推進プロジェクトチーム」(事務局岡崎活性化本部)は6月から個人観光客を対象にしたキャンペーンを始めた。12月26日まで。

昨年の家康公四百年祭の盛り上がりを継承しようとキャンペーンを展開。徳川家康が青年期と壮年期に愛知県内で繰り広げた4つの戦(桶狭間、長篠、三河一向一揆、小牧・長久手)が記載されたコンセプトブック(200円、市橋章男さん著)を基に、歴史遺産を巡って体感することを推奨している。岡崎市内(一部安城市内)では、家康が苦しめられた三河一向一揆に焦点を当てた。ポイントとなる6カ所(本證寺、上宮寺勝鬘寺、土呂八幡宮、馬頭観音寺、浄珠院)は、それぞれ専用ダイヤルにかけると音声ガイドサービス(1カ所につき約2分間)が流れる。

また、岡崎市鴨田町の大樹寺では11月まで毎月第1、3土曜の午後2時から「桶狭間の合戦」の法話(有料)。岡崎出身のペン画家柄澤照文さんの三河一向一揆の屏風画は7月24日までカクキュー八丁味噌で、9月いっぱいはイオンモール岡崎で展示される。

問い合わせは、岡崎活性化本部(57―0200)へ。