東海愛知新聞バックナンバー

 11月21日【土】

石モニュメント8基

新東名高速岡崎SA あすイベントでお披露目

岡崎産の花崗岩で制作された「八丁味噌桶」と「道標型案内標識」7基の石製モニュメントが、来年2月に開通予定の新東名高速道路に設けられる「岡崎サービスエリア(岡崎SA)」の上り側イベントスペースに設置された。あす22日に開かれる岡崎、豊田両市主催の開通記念イベント「ハイウェイマラソン&ウオーキング」でお披露目される。(今井亮)

八丁味噌桶モニュメントのデザインは、八丁味噌の老舗蔵元「カクキュー」と「まるや」で構成する八丁味噌協同組合が監修した。大きさは高さ約150センチ、幅約70センチ、奥行き約90センチ。モニュメントの台座部分には、徳川家康が生まれた岡崎城から西に八丁(約870メートル)の距離に位置する岡崎市八帖町の味噌蔵で天然醸造されてきた由来などが記されている。

高さ120センチ、幅約70センチ、奥行き約91センチの道標型案内標識には同市を象徴する城、龍、黒松、桜、フジ、花火、ホタルのレリーフなどをあしらった。岡崎SAへの立ち寄りを歓迎する「ようこそ 岡崎へ」や敷地内を案内する「↑お食事・お土産」などの文字が彫られている。

また、各案内標識に付いたプレートにあるQRコードを携帯電話・スマートフォンのカメラ機能で読み取ると、同市の観光情報にアクセスすることができる。

制作費は八丁味噌桶が127万円(同組合27万円負担、市補助金100万円)、道標型案内標識は300万円(全額市補助)。岡崎石製品協同組合連合会が制作。

中日本高速道路(NEXCO中日本)によると、岡崎SAは東海道五十三次で38番目の宿場町だった「岡崎宿」を意識した和風造りと、自然の豊かさが表現された「森のエントランス」が上下線で一体となったSAで、東海三県では最大規模になる。SA内には名古屋市の味噌カツの名店として知られる「矢場とん」など15店舗が出店する。