東海愛知新聞バックナンバー

 11月17日【火】

服部雅也君(中3)連覇

ゴルフ・葵CCクラブ王者大会
妹・仁美さん(中1)もベスト16

幸田町大草の葵カントリークラブでこのほど、ゴルフ大会「クラブチャンピオンシップ」が行われ、中学校3年の服部雅也君(15)が2連覇を達成した。中部地区のクラブチャンピオンが集まる「佐々部杯」(26、27日・春日井CC)で優勝を目指す。(竹内雅紀)

大会には85人がエントリー。36ホールの通算スコアで競うストロークプレーで予選を行い、成績上位16人が1対1形式の決勝トーナメントに進んだ。1回戦と準々決勝は18ホールマッチ、準決勝と決勝は36ホールマッチで行われた。

前年覇者で予選1位通過の服部君は初戦で妹・仁美さん(12)と対戦。公式戦で服部きょうだいが対決するのは初めてだったが、残り7ホールを残して決着がつく「8&7」で雅也君が圧勝した。「妹との対戦はやりやすかった」「兄は強かった」とそれぞれ振り返った。

雅也君は、どの対戦も最終ホールまでもつれることなく、相手を寄せ付けないプレーで連覇を達成。「プレッシャーはあったけれど自信はあった。ドライバーの平均飛距離が昨年よりも10〜20ヤード伸びて280ヤードになったことが勝因の1つ」と笑顔で答えた。

小学2年から始めたゴルフは高校進学後も続け、プロを目指す。現在は、週末にラウンドし、平日はほぼ毎日練習場で練習し、ジムで体幹トレーニングを行う。「課題はショットの正確性。時々曲がるので修正したい。佐々部杯では優勝したい」と意気込む。

初出場の仁美さんは兄の影響を受けて、小学1年からゴルフを始めた。今大会は女性も男性と同じ位置から打つため、女性でのベスト16入りは快挙と言える。「正直、予選を通過できるとは思っていなかったので、うれしかったです」。

得意のドライバーの平均飛距離は210ヤード。12月には中学1、2年の女子選手で競う中部地区大会があり、勝ち抜いて全国大会に駒を進めることが目標だ。「ロングパットが決まった時の喜びはゴルフの醍醐味。課題のアプローチを練習します」と話した。