東海愛知新聞バックナンバー

 8月2日【日】

関心高い自転車対策

岡崎署管内上半期状況 交通死亡事故は減少

岡崎署はこのほど、管内(岡崎市、幸田町)の上半期(1〜6月)交通事故状況をまとめた。カッコ内は前年同期比。

交通事故発生件数は、人身事故が1197件(9件減)、物損事故が6069件(15件増)の計7266件。交通死亡事故は5件(2件減)で、5人が亡くなった。うち半分以上は65歳以上の高齢者で、死亡事故以外でも高齢者が絡む人身事故は少なくないという。

類型別の死傷者数は、自動車同士の相互事故が887人と最も多く、自転車対車両の229人、バイク対車両の112人が続く。事故状況としては追突事故が多数を占め、ほかには出会い頭の事故、右左折時の自転車や歩行者との接触など。いずれもドライバーの不注意が原因の場合が多いという。

交通事故多発交差点については、「上地3丁目」交差点と「井田西町北」交差点が最多で各6件発生している。次いで「岡崎インター西」交差点が5件と続く。いずれも車両の交通量の多さが共通点となっている。

上地3丁目交差点は国道248号と岡崎環状線が交わっており、岡崎・幸田間を往来する車両が多い。加えて、西尾方面や東名高速道路岡崎インターチェンジ、国道1号への通過道として、市民だけでなく市外のドライバーも少なくない。同じく国道248号上の井田西町北交差点は、周辺の商業施設へ出入りする車両や豊田方面に抜ける車両などが日常的に渋滞を作るなど、事故が発生しやすい原因がある。

自動車以外にも、6月1日からの改正道路交通法の施行に伴い、自転車で信号無視や歩行者の妨害、飲酒運転などの悪質な運転をした場合に、安全講習の受講が義務付けられるようになった。施行前と比較して取り締まり件数が大幅に増えてはないが、生徒の多くが自転車で通学している市内の高校から、取り締まりの基準や具体的な罰則内容などについて問い合わせが多く、教育現場の関心の高さがうかがえる。

同署交通課は「交通事故を防ぐには、ドライバーの意識改革が重要。車両の種類を問わず、運転するときは誰もが加害者になる可能性があることを認識した上で、ハンドルを握ることへの責任をあらためて自覚してほしい」と注意を呼び掛けている。(大山智也)