東海愛知新聞バックナンバー

 8月1日【土】

夜空を染める2万発

岡崎 きょう花火大会
7分間のドラマチックハナビも

岡崎城下家康公夏まつりの「第67回花火大会」が、きょう1日午後6時50分から9時まで、岡崎市の中心部を流れる乙川と矢作川の河畔で行われる。乙川右岸河川敷には眼前に迫る花火の迫力が楽しめる1670升の桟敷席が完成。家康公400年祭を記念して今年初めて登場する「ドラマチックハナビ」など、三河花火の伝統を受け継ぐ約2万発が夏の夜空を色鮮やかに染める。(今井亮)

午後6時55分からの大仕掛け花火が開幕を盛大に飾る。続けて、大きさや多彩な演出の各種スターマイン、乱玉、仕掛け花火、300メートルにわたって銀色の火の粉が降り注ぐ「銀滝」、140メートル区間に並んだ大筒から火柱が噴き上がる「大のし」、4号、5号、8号、10号の打上玉が次々に披露される。

8時53分のフィナーレ「ドラマチックハナビ」は、天下分け目の合戦となった「関ヶ原の戦い」をテーマにした7分間に及ぶ大作。ナレーションやメロディースターマイン、仕掛け花火、音楽、効果音で、合戦を物語調に演出する。

一方、午後7時から同8時48分まではプログラムと並行する形で、花火大会の起源とされる伝統的な菅生神社奉納花火が披露される。菅生川(乙川)に浮かぶ2艘の鉾船で手筒、乱玉、水上花火の「金魚花火」が幻想的な火花を咲かせる。

雨天決行。雨天時の開催情報は午前11時から、「夏まつり情報(0180―99―1133)」で確認できる。

会場と周辺一帯は午後1時から段階的に交通規制が始まる。今年から、名鉄東岡崎駅に隣接する名鉄パーキング東の踏切は、午後7時から10時まで車両が全面通行止め。また、コムタウン(上六名町)付近の明神橋南交差点は、午後5時から10時まで、国道248号からの車両進入ができない。